Windows8でIIS Media serviceを使ってストリーミング配信サーバーをつくる
Windows8のIISにIIS Media serviceを入れて、SilverlightのSmooth Streaming Playerを使ったストリーミング配信サーバがつくれるらしいのでやってみた。
IISとIIS Media serviceを仕込む
Windows8のIISを有効化して、MicrosoftのダウンロードセンターからIIS Media serviceを入手してインストールする。
インストールするとIISマネージャーにスムーズストリーミングのアイコンが追加される。
もし追加されない場合は、IISの有効化項目が不十分。
SilverlightのSmooth Streaming Playerを仕込む
iis.netのサイトでSmooth Streaming Playerをダウンロード。ページ中段に青い文字でリンクがある。分かりにくかったらSmoothStreamingPlayer.exeで検索。
このファイルは自己解凍形式。解凍して出来る2つのファイルが肝心。
SmoothStreamingPlayer.html
SmoothStreamingPlayer.xap
これら2つのファイルをC:\inetpub\wwwroot\にTestという名称のフォルダをつくって、そこにコピー。
以上でテストができる環境が出来上がり。他のPCからブラウザーで下記URLにアクセスしてみる。
http://サーバーのIP/Test/SmoothStreamingPlayer.html
アクセスできない場合はサーバーのファイヤーウォールの設定を見直す。
アクセスが無事に通って、PCにSilverlightがインストールされていないと判断された場合は、最初だけインストールサイトに誘導される。
ダウンロードしてインストールが完了した後、再度アクセスすると、今度はプレーヤーとともにデモ映像が流れる。
サンプル映像を入手して仕込む
次にサンプル映像をダウンロード。SmoothStreamingのHDサンプルをMicrosoftのサイトで入手できる。
Big Buck Bunny H.264 720p.zipをダウンロードして解凍、できたフォルダの中身をC:\inetpub\wwwroot\にBig_Buck_Bunnyという名称のフォルダをつくってそこにコピー。
さらにそのフォルダ内に、先ほどの2つのファイル
SmoothStreamingPlayer.html
SmoothStreamingPlayer.xap
をコピー。このファイルのうち、HTMLファイルの中に書かれているInitParamsのmediaurlをBig_Buck_Bunnyフォルダ宛てに修正する。
これでOK。うまくできていれば下記URLにアクセスしてサンプル画像が見られる。
http://サーバーのIP/Big_Buck_Bunny/SmoothStreamingPlayer.html
デモ環境の構築はここまでで出来上がり。意外と簡単に、高画質の映像を配信できるものだ。問題は自前の映像でどうやってサンプルのようなファイル群をつくるのかということ。
続きは次の機会に。