Androidスマホを遠隔操作するアプリがかなり面白い!
AndroidスマホからPCを操作するためのアプリはいろいろあるけれど、AndroidスマホをPCから操作するアプリもいくつかある。本当はAndroidで動く手軽なVNCサーバーが
フリーであればいいのだけれど、どれもroot化が必要なので一般向けではない。(有料アプリならroot化不要のものが1つある)
VNCで操作するように画面をみながらどうこうしようというアプリではないけれど、面白いアプリは結構あるので、いくつか紹介。
初心者にもやさしいリモート用定番アプリ「AirDroid」
「AirDroid」をAndroid側に入れておくと、PCのブラウザーからアクセスしてファイル操作やアプリのインストール・アンインストール、着信音の変更、カメラ操作などができる。
PCのブラウザーからのアクセス用URLはスタート画面に表示されている。
アクセスしてサインインすると、カラフルな操作画面が登場。いろいろできて面白い。外出中の場合WiFi経由での接続が優先だが、もちろんデータ通信接続でも可能。
この手のアプリは常駐して電源を消費するのが心配なのだが、設定画面で節電設定をすれば消費も最小限で抑えられる。
省電力モードをONにすれば、接続されても一定時間データ通信がなければ遮断してくれるので、繋がりっ放しにならない。
「起動時にサービスを開始する」はとくに必要はないのでOFF、「スリープモードにしない」もOFF。
スマホのカメラを遠隔操作したり、GPS機能を使った「ケータイお探し」ができたり、いじり甲斐のあるアプリなので、思わぬ使い道もありそうな感じ。
こっそり常駐する盗難防止アプリ「avast! Anti-Theft」
アメリカではスマホの盗難が多いらしいが、盗難とまではいかなくても置き忘れとか落としたとかならよくあること。そういう不測の事態に役に立つのが「avast! Anti-Theft」。
このアプリの常駐は見た目では分からない。動作も完全にステルス。監視用サイトからのアクセスに対してGPS位置情報を返信してくれるので、スマホの現在位置が地図でバッチリわかる。
管理用サイト(https://my.avast.com)から位置情報取得のコマンドをスマホに送る。「位置特定コマンドが正常に発信されました。」
しばらくするとスマホから返信がある。
マーカーアイコンをクリックして、位置情報を確認。
更にマーカーアイコンをクリックすると、スマホの位置をマップで確認できる。
これでどこに落としてきても安心だ。
USB経由でAndroid画面をモニタリングできるAndroid Screen Monitor
USBケーブル1つあれば、PC上でAndroidスマホの画面をそっくりそのまま映し出せるフリー環境が作れる。それがAndroid Screen Monitor。PCとスマホがUSBケーブルでつながってさえいれば、以下のアプリを仕込めばOK。
①JAVAランタイムをインストール。
②Android SDKをインストール(というより解凍するだけ)。
③Android Screen Monitor(ASM)をダウンロードして、ZIP解凍してできたasm.jarをSDKの\sdk\platform-toolsフォルダ内にコピーした後、それをダブルクリック。
USBケーブルで接続しただけではUSBデバッグモードにならない端末はデバッグモードにしてやる必要がある。PC画面に映し出されたスマホの画面はタップやスライドもマウス操作ででき、ズームを変えたりキャプチャーしたりすることも、右クリックメニューから選ぶだけでカンタンにできる。
すべてPC上でできるのは楽しい。スクリーンショットを撮るときや、説明のために人に見せたい時などには重宝しそうなツールだ。
TeamViewerあたりからAndroidスマホを遠隔操作するサーバーソフトがそのうち出て来そうな気がする。けれど、ネット経由で何でも操作できるとなると、それはそれでちょっと怖いかもしれない。