MVNOの格安SIMで050PLUSを使えば、何の問題もないんじゃない?
仮想移動体通信事業者、いわゆるMVNO(Mobile Virtual Network Operator)の格安SIMは一部を除いて音声通話ができない。だからといって何も手がないのかというと、全然そんなことはない。
2013年末にいろいろ迷って、悩んだ末に購入を決めたのがCoviaの「CP-D02」というSIMフリー端末と「OCNモバイルONE」の組み合わせ。それに「050plus」。
今まで使っていたガラケーの代わりに使おうと考えてのことだったが、使い勝手も含めてそれなりに違うので、普段使いに支障がないかどうか見定めるのに3か月かけた。結果、支障なしと判断したのでガラケーは解約。以下、使ってみての感想などをいくつか。
多少もたついていても、Androidでいいじゃん
iPhoneってのはさすがAppleだと感心するほど動作が洗練されている。あのサクサク感は昔のWindowsとMACのおしゃれ度格差を彷彿とさせる。でも、普段使いで持つのにAndroid端末の安さはあまりに魅力的。というかiPhone高過ぎ。
Android端末はスペックがいろいろなので、遅い機種は遅い。CP-D02のスペックはというと、そりゃあもうかなり非力なもので、動画再生もあまり得意じゃないし、内蔵スピーカーもお世辞にもいい音とは言えない。でも、3か月で慣れたら、これでいいと思えるようになった。
やっぱり圧倒的に使う頻度が高いのはブラウザーだし、動画はそれほど見ないし。ほとんどのアプリがAndroid向けに出てるし。
サクサクしてないのはしょうがない。安いんだから。
番号固定ならIPフォンでOK 通話も普通に
050plusは番号固定だから携帯と同じ。通話料は携帯の10分の1程度と激安。我慢しなきゃいけなかったことは次の3つ。
①WiFiとデータ通信との切り替えの時に切断される。切り替えの時に通話がいったん不可になる。シームレスってわけにはいかないみたい。セブンスポット内に入った時なんかは気を付けないと。
②緊急電話や3桁番号はかけられない。でも別にいい。
③相手側はエコーがひどいらしい。自分の方は何ともない。こればっかりは遅延の問題なので、今のところ唯一の対処方法はイヤホンを付けて会話すること。こちらのスマホで相手の声をこだまさせないようにする(スマホのスピーカーの声をスマホのマイクが拾ってしまうの防ぐ)ことでエコーはなくなる。大事な通話はイヤホンを付けて話すようにしている。
050だから困るようなことは今のところない。満足している。イヤホン挿しっぱなしでも着信音はスピーカーから出るし。
スペックは高い方がいいのは確か
まあ、CP-D02に不満はないんだが、どうせ買うならスペックは高いに越したことはない。CP-D02の場合、電池の持ちは悪いし、容量は少ないし、どうなることかと正直思った。16GBのmicroSDを追加で挿して、SDで起動させても問題のないアプリはSDに、内部メモリにないとダメなものは内部メモリから起動させて、何とか持たせている。それでもジョギングに使う「My Tracks」や「OsmAnd」とオフラインマップ、「QuickOffice」やら各種ブラウザなどは普通に入っているから、内部メモリが少なくても何とかなるものだ。
音楽とかはmicroSDに入れとけばいいし、まあ、不足はあるかもしれないけれどキリがないし、これで足りるように使えばいい、みたいな。
格安SIMと050plusは、結局のところは「おススメ」だと言える。ちなみにOCNモバイルONEの高速データ通信の制限は1日30MBだけれど、制限超えて遅くなっても使えないわけじゃないからこれで十分。DocomoでiPhoneに月額7000円払うのがもったいないと思ったら、こっちの方が絶対おススメ。